2018年6月4日 三春町議会文教厚生委員会で意見書提出を採択

6月4日、三春町議会文教厚生委員会で、モニタリングポストの継続配置を求める意見書提出は全員一致で採択されました。

今日6月4日は三春町議会の文教厚生常任委員会で、「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会・三春」が提出していた、陳情書「モニタリングポスト(リアルタイム線量測定システム)の継続配置を求める意見書の提出について」の審議が行われ、傍聴しました。陳情書は市民の会・三春の他にも「社民党田村支部」より「モニタリングポスト撤去計画の中止を求める陳情」が提出されていました。傍聴者が多かったためいつもの狭い委員会室ではなく、広い会議室で行われました。
委員会審議の中では
すべての議員が撤去計画に対して反対意見を述べ、全委員一致で意見書の提出が採択されました。
それぞれの議員の意見は私たち三春町民の意見と共通していて頼もしく思われました。ここで出た意見は、ほとんどの福島県民が常日頃感じているものだと思います。
2日の一般質問で山崎ふじ子議員(共産)がモニタリングポスト撤去に対する町当局の見解を質したところ、三春町行政も最後までモニタリングポストの継続配置を求めていくとの回答でしたので、明日の本会議での採択が待たれます。
各委員の発言内容は以下の通りです。


・松村妙子議員(公明)
原発事故は収束していず、事故処理をしている状況での撤去には反対。目に見えない放射線をモニタリングポストで見ることで、子育て中の母親も安心を確認している。継続配置を求める。


・陰山丈夫議員(無所属)
原発事故は初めてのことで、事故が収束していない中で何が起きるかわからない。子どもたちが長時間居る場所の学校などから撤去することは、低線量被曝に対する見解が出ていない中で心配だ。撤去する段階ではない。撤去することは臭いものに蓋をすることだ。


・小林鶴夫(無所属)
4号機の使用済み燃料プールは奇跡的に水が抜けなかったために大事故に至らなかったが、もし水が無くなっていたら首都圏にまで被害が及んでいたはず。事故後燃料プールから移すだけでも危険が伴っていたのだから、今後も何が起きるかわからない。モニタリングポストを今撤去するのは時期尚早で、継続すべき。


・佐藤一八(無所属)
原発事故当時は情報が遅かった。被害にあってから謝られても間に合わない。放射線も被害も目に見えない。何を信用したらよいかわからない中では頼るのは測定器などの機械だ。せっかく設置したものを早急に撤去することはない。


・鈴木利一(無所属)
 委員長で司会のため発言はなかった。


画像に含まれている可能性があるもの:2人、座ってる(複数の人)、テーブル、室内

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