2018年6月26日 二本松市・意見書可決

<二本松市議会で逆転採択なる!>

市民産業委員会で反対多数で一度否決された「リアルタイム線量測定システムを撤去しないことを求める意見書提出に関する請願」が、6月26日の本会議で議員26名中、棄権2、反対5、賛成19と賛成多数の逆転劇が起きて採択されました!

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共産党の平敏子議員が賛成討論を、あぶくま会の高橋正弘議員が反対討論を行いました。

賛成討論の中では、全会一致で国への意見書を採択した、三春町、西郷村、いわき市、須賀川市、会津若松市が挙げられ、採択した議会が他の議会の決定に影響を及ぼすことを知りうれしく思いました。

反対討論では、原発事故から7年が経ち状況は改善されており、県産品販売や観光のためには、リアルタイム線量計があると安心安全に危惧が生じ風評が拡大する恐れがあるため、設置者である環境省に従うべきとの意見でした。
「風評被害」を理由にした反対決議が通らなくてよかった、と胸をなでおろしました。

二本松市民の中には、市民産業委員会での否決から本会議までの4日間の間に、26人の議員全員に電話をかけた人や、議員にメールで採択を呼びかけた人などがいて、これらの働きかけも功を奏したのだと思います。
「二本松市議会が県内最初のモニタリングポスト撤去の議会になってもいいのですか?」と言う問いかけに、請願に反対したことを後悔していると言う議員や、本会議では採択への賛成を約束した議員もいたそうです。

モニタリングポストを撤去させたくないという想いで、あきらめず粘り強く働きかけた成果です。