2019年2月16日 三春町民集会終了


216日、三春町交流館まほら小ホールで、「モニタリングポストの継続配置を求める市民の会・三春」主催の「モニタリングポスト、その後どうなってるの?~モニタリングポストの継続配置を求める三春町民集会」が開催されました。


三春町の町民40人ほどがまほら小ホールに集い、これまでの経緯の報告と、これからのことについて意見を交わしました。

この集会は三春町と、教育委員会の後援を得ていたので、始めに三春町長の代理で坂本副町長と三春町佐藤議長からあいさつと三春町の方針をお話いただきました。事故当初、三春町は県内唯一のヨウ素剤を配布した自治体ですが、副町長は当時福祉保健課長として、ヨウ素剤配布に尽力した方です。国が放射線の長期的影響は分からないと言っているので、三春町は甲状腺検査は愚直に続けると明言しました。(2年に一度の県の検査の合間の年は三春町として検査をしています)また、三春議会は県内で一番早く、私たちの陳情を受け全会一致で国や福島県に意見書を提出しました。

パワーポイントを使い、今までの経過と今後の規制委員会の動きを報告した後、各地からメッセージを寄せていただいたので、市民の会・三春のメンバーが代読しました。
3人の方は、西郷村でモニタリングポスト撤去を新聞報道で知って、翌日の議会で撤去撤回の意見書を議員提案し全会一致で採択に持ち込んだ上田秀人議員、二本松市議会の常任委員会で保守系議員が反対し意見書採択が危ぶまれているのを知り、議員全員に電話をして本会議での意見書採択の逆転劇に導いた陰の功労者、関久雄さん、モニタリングポスト共同代表のひとり会津若松市の片岡輝美さんです。会場の皆さんは熱心に聞いていました。

その後、会場から質問や意見が出て、三春町に関することには副町長自ら資料も持参し、住民課長も参加してくださったのでお二人が回答する場面もありました。議会からは文教厚生委員会の議員さんも数名参加され、今後は町行政、議会、町民が一体となってモニタリングポストの設置継続に協力し合う体制がとれるのではないかと思います。
会場から、子育て中なので、安全を確保するためにモニタリングポストは生活の必需品となっている、今のモニタリングポストの性能が悪いならもっと性能の良いものに付け替えてほしいなどの意見の後、こんな大事な問題なのになぜこれだけしか町民が集まらないのか、もっと広く呼びかけるべきだという意見がありました。今回は、子育て中の世代の人たちに参加してほしくて教育委員会の後援を取り、三春町中の幼稚園、保育所、小、中、高学校の全員にお知らせを配布しましたが、残念ながらそのチラシを見てきてくれた人はいないようでした。今後はどうすれば子育て世代とつながれるか、模索しながらやっていきたいと思います。(ちなみに、この意見を述べた人は、自分も市民の会・三春に加わると言ってくれました)
最後に集会アピールを読み上げて、このアピールを政府や規制委員会、福島県に送ることにしました。